2001年

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第495話 ■派遣さん

 うちの会社にも何人かの派遣社員の人がいる。テレビのコマーシャルで盛んに人材派遣業のCMを見るが、藤原紀香のような人はいない。彼女たちの就労動機はほぼ2パターンである。1つはお金を稼ぎたい人。半年間一生懸命働いて貯金して、あとの半年を語学留 […]

第494話 ■平凡と明星

 小学校の高学年頃から中学まで、芸能雑誌の平凡と明星がクラスでブームとなった。本誌の数々のグラビアも魅力だが、私達には毎月付録に付いてくる歌本が魅力であった。その歌本の巻頭カラーページを飾るのは当時のトップスターの新曲と決まっていた。まだリ […]

第493話 ■ネットホスト

 Webサイトのせいか、メルマガのせいか、週に数本のペースで変なDMが届くようになった。マルチものもあれば、広告の依頼もの、エログロサイトものなど、普通では送られて来ないと思うとそのまま捨てるのはもったいない気がして、収集のためのフォルダへ […]

第492話 ■連休の予定?

 「ゴールデンウィークって英語で何て言う?」。オフィスでそんな言葉が飛び交う。海外の取引先にしばらく休暇で連絡が取れないことと、出荷が止まることをゴールデンウィークのせいにするわけであるが、肝心の表現が分からない。もちろん、ゴールデンウィー […]

第491話 ■ゴーストライター

 客観的に観察してみると、プロでもないのに毎日コラムを書いている人なんか相当変な人間である。まっとうな仕事し、人並みの生活をしているとは到底思えない。それでいて、テレビが大好きでドラマなんか欠かさずビデオに録ってまで見ている。そして、日々の […]

第490話 ■時計の傷

 何かと「新しいものが良いなあ」、と思いがちである。パソコンは日々進歩し、しかも安くなる。バッグや財布なども使っているうちにだんだんとよれてきて、買い直す度に気分も新たになって、それだけでも満足感の一部を満たしてくれる。「女房と畳は新しい方 […]

第489話 ■真夜中の誘惑

 その誘惑は丑三つ時の真夜中に、電波に乗ってやって来た。溜りに溜まった、テレビ番組を録画したビデオを片付けるには、あるものは諦め、その残りをただひたすら見るしかない。この状態が続いて夜も更けて来ると、気分が不思議とハイになってくる。テープを […]

第488話 ■鏡の素顔

 鏡に映った姿が真のあなたの姿とは限らない。「左右反対だから?」。そんなことではない。鏡の中のあなたは普段よりもいくらか美人で、可愛く、格好良く、そして立派な姿のはずである。こんな話が、とあるエッセイに書かれていた。特にその数字に根拠がある […]

第487話 ■パソコンの買い時

 春モデル、夏モデルなど、そもそもの季節感には全く関係ないが、商戦のためにパソコンは大きく年に3回(確か、秋モデルはなかったはずだから)のモデルチェンジと新製品ラッシュを迎える。よって、めでたく新製品を手に入れたにしても、それが最新機種であ […]

第486話 ■コンビニの事情

 私の生活の中にコンビニが入り込んで来たのは高校生の時だから、約20年前という事になる。弁当をそのまま電子レンジで温めることと各商品のバーコードをスキャナペン(当時はそうだった)でなぞると商品単価が入力されるPOSレジには驚いた。それ以来、 […]

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