(秀)

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第708話 ■日直の仕事

 朝はいつもより早く登校し、教室の窓を開ける。今日、僕は日直だ。窓を開け終わると、職員室に行って「学級日記(日誌)」を受け取ってくる。日直は座席の順番で二人一組となってまわって来る。自分達の机の上には「日直」と書かれた三角錐が置かれている。 […]

第707話 ■ムネオのウルトラC

 当のムネオ代議士は雲隠れをしているようだが、毎日次々と新しい疑惑とやらが噴出し、ワイドショーなどマスコミでは話題に事欠かない。まるで「今日のムネオ」状態だ。せっかくの反論も入札関与疑惑として墓穴を掘った形になった。ついでに私設秘書問題も。 […]

第706話 ■相席

 昼休みの昼食時間に何人かで連れ立って、近くの居酒屋に出かけた。昼間から酒盛りを始めるわけではない。昼間のランチ狙いである。夜は居酒屋、昼は定食屋というやつだ。店にたどり着くととき既に遅く、入り口付近に何人かの行列ができていた。その間から中 […]

第705話 ■あ~る盤

 かつての思い出を当時のものを買うことで補完し、喜んだりすることがある。その点でインターネットは非常に便利なツールだ。ギターに雑誌に本にボードゲームなどなど、インターネットのおかげで購入できたものは数多い。かつて持っていて懐かしいものや、欲 […]

第704話 ■「お前の時計は今何時?」

 週末にとある技能検定試験を受けた。場所は御茶ノ水の某大学を借りてである。さすがに東京の大学はすごい。キャンパスがない。校舎はビルであるし、その表は即道路。明治大学はかつても面影なく、「Liberty Tower」というビルに姿を変えていて […]

第703話 ■ムネオハウス

 全国のムネオ少年は今ごろ泣いていることだろう。特に小学生となるとその名前だけで露骨ないじめを受けているかも。通学路の途中にある、ムネオ少年の家は「ムネオハウス」(もちろん、そんな看板は本家同様あがってはいないはず)、ムネオ少年の大事な自転 […]

第702話 ■毎日小学生新聞

 最近、長女(小5)が土曜日の夕方にNHKの「週刊こどもニュース」を見るようになった。非常に喜ばしい限りだ。一緒に見ていてもなかなか面白い。子供に聞かれてもうまく説明できないようなことを、非常に分かりやすく説明してくれる。例えば、先日は「外 […]

第701話 ■帝王切開

 会社の後輩に近々赤ちゃんが生まれるとあって、毎朝彼の顔を見るたびに「まだ?」と聞いて、ちょっと弱ったような顔で「まだです」と彼が返してくれるのが、ここ数日のお決まりごとになっている。既に予定日を2週間近く過ぎているようだ。おまけに奥さんは […]

第700話 ■ロドルフ殿下

 当コラムも本日を以って700話に達した。この700話の達成を祝い、ロドルフ殿下よりお祝いのメッセージが届いており、…と言うのは嘘で、これまで100話単位の切りの良い回には、コラムに対する所信表明めいたものを書いてきたが、つらつ […]

第699話 ■憧れのサイクリング車

 僕らが小学校高学年頃から中学時代、「自転車」を趣味にするのが流行った。今のようなマウンテンバイクではなく、サイクリング車と呼ばれるカテゴリーの自転車である。赤やブルーといった派手なボディカラーとドロップハンドル、多段変速切替、それにできる […]

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