2003年6月

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第1011話 ■がんばれ讃岐うどん

 外食の醍醐味はちょっとしたリッチ感にある。それは例え、行き先がガストであろうと、バーミヤンであろうと、はたまた近所の大衆食堂であろうと、そのリッチ感が味わえるからこそ外食は楽しい。  さて、昨今の讃岐うどんブームである。やはり私はそばより […]

第1010話 ■温泉卓球

 あ~あ、たまには温泉に行きたいなあー。最近、小田急ロマンスカーのCMがテレビで流れていて(多分、関東ローカルだと思うが)、それを見るたびにそう思う。部屋の障子を空けると手前には湖、そして奥には富士山。そこで女性が大きく背伸びをする、そんな […]

第1009話 ■ニコマコス倫理学

 かれこれ哲学づいている。昨日の平等の嘘に続いて、今日は幸福論について触れてみたい。あらかじめ断っておくが、結論などない。哲学なるものはとどのつまり、「自己の存在理由」や「幸福とは何か?」というものをあたかも人間の脳が宇宙よりも広大であるか […]

第1008話 ■平等という嘘

 平等であることは概念としては確かに正しいが、現実社会においてこれほど嘘っぱちな事はない。学校教育の場で平等であることがすばらしく説かれ、それを具体的に示そうとするが、学校も現実社会の一部に組み込まれている場でもあるため、そこにはいくつかの […]

第1007話 ■バニラ・コカコーラ

 ひょっとして、全国的な話題じゃなかったらゴメン。バニラ・コカコーラなるものを今飲んでいる。会社の帰りに立ち寄ったコンビニで売っていた。ちょっと変わったデザインのアルミボトル缶のコーラだなあ、と思った。隣にはアロハ仕様の派手派手しいビンボト […]

第1006話 ■和解への苦渋

 早いもので、あの大阪池田小学校連続児童殺傷事件から2年の月日が経った。2年前に何かしらコラムに書き残したか?、と思い調べてみたが、事件当日の金曜日分は前日の木曜日に書き上げて配信予約していたらしいし、翌週のコラムにも何ら書いていなかった。 […]

第1005話 ■てもみん

 会社の帰りに「てもみん」に行った。短時間安価を売りにしているマッサージサービスだ。会社帰りにジョッキを傾けながら、連れが「今日、飲みの誘いがなかったら、マッサージに寄って帰ろうかと思っていた」と言う。別に私は飲みたかったわけではなく、昼間 […]

第1004話 ■ドラマ20年史

 ここ20年くらいのテレビドラマの歴史というか、動向・傾向について、大まかにまとめてみたい。まずそれより以前のテレビドラマというのは10数回で終わるようなものでなく、半年や一年単位でずっと放送されていた。今みたいに一人の脚本家が全ての回の本 […]

第1003話 ■虫歯の日

 虫歯の日だ。土用丑の日のうなぎ屋の如く、歯医者がこの日、書き入れ時というわけではなかろうが、とりあえず、業界的には特別な日のように傍からは思える。たまたま今年は水曜日だ。世間的には水曜日休業の歯医者も多いことだろうが、この日ばかりは休日を […]

第1002話 ■遊び場

 本当に最近の子供の遊び場は不足している。別に都会に限った話ではなかろう。農村地や山間部ででもない限り、地方においてでも減少していることだろう。私が生まれ育ったのは確かに田舎だったが、帰省するたびにその街は表情を変え、かつての空き地はどこも […]