2003年

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第967話 ■戦争が始まった

 昼食に入った店のテレビでイラク攻撃の第一報に接した。連れとは会話も交わさず、黙々と出て来たものを口に運びながら、目はテレビに釘付けになった。まだ情報が少ないらしく、何度も同じ事を繰り返している。言ったからにはかますだろうと予想していたが、 […]

第966話 ■妄想・どこでもドア

 良いことは続けることが肝心である。たとえ人目につかない小さなことでも続けてさえいれば、どこかで誰かがちゃんと見ていてくれるものだ。そのかいあって、私のところに「ドラえもんアカデミー」なる発信元でメールが届いた。「どこでもドア限定予約販売の […]

第965話 ■仰げば尊し

 最近、卒業式で「仰げば尊し」を歌わない学校が増えた。「蛍の光」も歌わず、歌詞のない音楽だけではデパートの閉店の雰囲気になって、残った惣菜を目掛けて走り出しそうになってしまうではないか!。私の場合は、中学校では「仰げば尊し」を歌ったような気 […]

第964話 ■永沢くん症候群

 「サザエさん症候群」なる言葉があって、これは日曜日の夕方にサザエさんを見終わると「これで休みが終わった」と憂鬱になる人が多いという話だ。さすがにこの時間となるとこれから何かやったりするにはちょっと具合が悪い。やり続けていたことも片付ける頃 […]

第963話 ■転換期の季節

 私が大学を卒業したのは平成元年だから間もなく14年経つ。その4月に就職し、そのときは地元の支店勤務になるものだと高を括っていたが、東京での3ヶ月の研修期間を過ぎても帰れる気配はなく、気が付けば神奈川、東京、千葉と移り住み、現在に至る。この […]

第962話 ■ドラマ最終回予想

 読者から、「最近、ドラマネタありませんね。見ていないのですか?」というお便りを相談した。また一方で、最近ではないが、「テレビをあまり見ないんで、ドラマネタは話が分からない」いう主旨のメールを別の人から頂戴したこともある。前者の質問に対して […]

第961話 ■プロスポーツの停滞

 タイトル通り、国内プロスポーツの停滞が予想される昨今だ。例えばプロ野球。キャンプ明けでオープン戦の最中であるが、話題は海の向こうのゴジラ松井の話ばかりだ。その合い間にイチローの話題が割り込んでくる程度。日本のプロ野球もオープン戦をやってい […]

第960話 ■旅上

 いくつかの行きつけの古本屋があり、その中の一つで時間つぶしのために本を買い求める事にした。その本屋は本当にこれでやっていけるのかと心配になるほど客が少ない。確かに小さい店であるが他の客と居合わせたことが一度もない。住居を改造して店にしたで […]

第959話 ■天網はいかに?

 「警察24時」などと銘打ち、警察の活躍ぶりをドキュメンタリータッチで紹介するテレビ番組が年に4、5回は放送されているのではなかろうか。別にビデオに録ってまで見るものではないが、他に見る番組もがなく、見始めてしまうと、中座すると後味が悪く、 […]

第958話 ■賃闘なき労働組合

 例年なら今頃、春闘の時期で私が勤めている会社でも賃金闘争の最中で、読むかどうかは別として、連日の如く労働組合からのビラが撒かれていた。ところが昨年から賃金体系が大きく見直され、賃闘がなくなってしまった。いわゆる成果主義・実力主義という奴で […]

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