(秀)

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第1048話 ■教祖は花子

 今年もまた、日本テレビの「24時間テレビ」が放送された。これが終わると、本当に夏休みも、もうすぐ終わってしまう。かつては毎年そう思った。私が小学六年生のときに第1回目の放送があったことをはっきりと覚えている。26回目の放送と言うことは、2 […]

第1047話 ■エレベーターの話

 通りすがりに自動車のショールームの模様替えのシーンを目撃した。「どこから入れたんだろう?」という展示車両への疑問は以前から感じたことはあるが、そのショールームはさらに地上階ではなかったのでその舞台裏には興味を誘われた。当然と言えば当然だが […]

第1045話 ■スイカ割り・後編

 こうして我々3人のスイカ割りが始まったが、3人でのローテーションではさすがに間が持たない。結局どういう形でそのスイカが割れたのかは記憶していない。記憶していないということは、どうやら私が叩き割ったわけでないことは確かであろう。3人とも諦め […]

第1044話 ■スイカ割り・前編

 母親の実家は農家であった。養豚業が主であるが、かつては田植えとなると嫁いだ母の姉妹も召集されるほどの田んぼがあった。次第に政府の減反政策にあわせて米作りをやめ、自分たちが食べるほどしか作っていないらしいが、その過程で売りに出された田んぼが […]

第1043話 ■ナガサキの日

 本当に今日は「長崎原爆の日」だったのか?、という気がして仕方がない。確かに8月9日であるし、インターネットで新聞社のサイトを開けば、長崎で平和祈念式典が行われたことが確かに報じられている。ところがテレビではついに今日この話題を目にすること […]

第1042話 ■ヒロシマの日

 広島には一度だけ行ったことがある。4年位前だったか?。ちょうどコラムを書き出した頃だったと思う。出張先の支店を後にし、空港までのバスに乗るため路面電車で街を移動し、ちょっと時間があったので原爆ドームへと足を伸ばしてみた。広島市民球場は道路 […]

第1041話 ■安っぽい台詞

 間近に迫った夏休みが仕事のせいで取れなくなった。予定していた旅行もドタキャン。挙句の果てには「私と仕事とどっちが大事なの?」、なんて言われる。なーに、心配には及ばない。私事ではなく、ドラマの話だ。ドラマ「元カレ」での話。内山理名が堂本剛に […]

第1040話 ■砂の器

 最近ちょっと日々のコラムをさぼり気味で、申し訳なく思っている。1000話達成まで休まず平日連続執筆できたのに、しばらく休んで復活したらこの体たらくぶり。しかし、このゆとりというか余裕があるからこそ続けていけそうな気もする。おかげでテレビ残 […]

第1039話 ■シスアド魂

 会議が終わって自分の席に戻ると、向かいの席に座っている女性が「ネットワークがおかしい」と騒いでいる。かと言って、周りの他の人々が同じような不調を訴えているわけではなく、彼女だけがネットワークケーブルの差込口を変えてみたり、ケーブルを変えて […]

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