(秀)

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第898話 ■カローラ

 トヨタ自動車のカローラが33年間守ってきた年間の国内新車販売台数首位の座を今年はホンダのフィットに明渡すのがほぼ確実となった。それでも33年間、新車販売ランキング首位を維持して来たのは凄いことだ。瞬間最大の記録がそのまま抜かれずに続いてい […]

第897話 ■裏切られの政治史(2)

 <前話からのつづき>  この村山総理がどういう理由で辞職したのか、あいにく覚えていない。そこでちょっと調べてみた。「『人心一新』を理由に退陣表明」。’96年の年頭に内閣総辞職をしている。予算審議のための通常国会開催の直前だった […]

第896話 ■裏切られの政治史(1)

 ここ10年ぐらいの国内政治を振り返ってみようと思う。とりあえずそのスタートを宮沢総理の辞任としよう。’93年のことだ。彼が辞任に至ったのは内閣不信任決議とその後の解散総選挙の結果だった。そこで自民党総裁も辞任した。その後の政局 […]

第895話 ■真夜中のレイキ

 ここ数日、乾燥した日々が続き、夜中寝ていても喉がイガイガしたり、口の中が乾燥してふと目が覚めることがある。ゴソゴソと布団を抜け出し、台所に行き、冷蔵庫を探ってみる。  そのとき、暗闇の中からある物体が音も立てずに私に近づいてきた。一瞬にし […]

第894話 ■査察団がやってくる

 私が勤めている会社は別にバクダットにあるわけでなく、東京都港区にある。別に軍需関連産業でもない。なのに社内はここ数日、査察問題で大騒ぎだ。来春の本社移転を前に書類削減運動が繰り広げられているが、なかなかその成果が目に見えない。「まだ先のこ […]

第893話 ■コロッケ屋

 会社から歩いて5分くらいの所にその店はある。昼間は定食を出している。表向きはとんかつ屋なのかもしれないが、コロッケも相当美味い。コロッケ定食他、揚げ物の定食屋である。夫婦と思しき二人でやっている。「コロッケ食いに行こうか?!」というのが決 […]

第892話 ■シャープぺン

 私が初めてシャープペンを手にしたのは小学1年生の2学期のことだった。夏休みに行った親戚の家で、従兄弟からシャープペンを見せられ、その存在を知ってしまった。家に帰るや近所で本と文房具を売っている店で300円のシャープペンを買った。それほど種 […]

第891話 ■ロケット鉛筆

 私達は当時それを「押し出し鉛筆」と呼んでいた。商標なのかどうだかは未確認であるが、世間的にはロケット鉛筆という呼称の方が一般的かもしれない。プラスチックの軸の中に、プラスチックの土台と鉛筆の芯が一体になった替え芯が10個入っていて、そのそ […]

第890話 ■リフォーム番組

 その露出度から判断するに、テレビでのリフォーム番組というのが、静かなブームを呼んでいるようだ。特に主婦に受けている。主婦向けの午後の番組では収納+簡易的なリフォームのコーナーというのがある。達人だか、鉄人だか、はたまた名人だか匠だか知らな […]

第889話 ■ジュース

 本当は果汁100%のものだけを「ジュース」と本来は呼ぶべきなのだが、実際にはそれよりも果汁の量が少なくてもそう呼ぶし、無果汁でもそうだ。あまり果汁の濃度や有無に関心がないのかもしれない。少なくとも私はそうだ。ジュースはジュースと。そして炭 […]

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