落語

3/8ページ

第1777話 ■江戸を改めて考えてみたい

 そもそも昔から歴史が好きで、時代劇も自ら好んでという訳ではなかったが、親が見ているので、普通に見ていた。水戸黄門は夕方の再放送を何回も見たし、高橋英樹の「桃太郎侍」や「ぶらり信兵衛 道場破り」は子供ながらに、好きな時代劇だった。  さて、 […]

第1764話 ■へのこ

 先日の某師匠の落語会でのこと。私が言うのもおこがましいが、この日の師匠のマクラはとても冴えていた。実に15分にもおよぶマクラ。先日の、医者が看護婦を妊娠させ、ビタミン剤と偽って薬を渡し、中絶させ、不同意堕胎の罪で逮捕された事件について、「 […]

第1762話 ■遺稿整理

 最近、ある人の遺稿の整理に着手した。その人と存命中に面識があるわけでなく、また、遺族の方からの依頼があったわけでもないが、見つけ出した宝を何とか本などの形にして日の目を見る状態にしたいと思っている。ちょっとした出版プロデューサー気取りであ […]

第1757話 ■圓生襲名問題について

 落語の世界は歌舞伎の世界ほどではないが、襲名においてはやはり血縁関係によるものが多い。現林家正蔵、三平しかり。実力から言えば六代目小さんは小三治が襲名するのが妥当だったと思うが、先代の実子が襲名した。この血縁襲名を将来にわたって見通すと、 […]

第1756話 ■モバイル過渡期

 日頃、ネットブックを携行している。会社に行く日も、休みの日に寄席に落語を聞きに行く日も携行している。休日に使用している散歩用のバッグにスッポリと収まり、これと本を1冊一緒に持ち出している。平日は通勤途中(主に帰り)に開き、プライベートのメ […]

第1754話 ■整いました

 Wコロンというコンビの一方、ねづっちが今ブームである。彼は謎掛けをやる人、天才謎掛け師だ。会場から自由に挙げてもらったお題に即答する。その早さは10秒足らず。本当に早いし、その答えに感心させられる。そしてひらめいた際に、彼は手を挙げて「整 […]

第1750話 ■定席よりも...

 都内には現在4つの定席の寄席があり、この他にも演芸場が数ヶ所ある。定席というのは年中毎日寄席をやっているところだ。月のうちを10日ごとに上席、中席、下席と区切り、10日単位で出演者が入れ替わる形を取っている。(31日は特別編成)  私はこ […]

第1738話 ■活動写真弁士

 映画がかつて活動写真と呼ばれていた時代の話。もちろん、私も生まれていないが、そんな時代があったことだけは知っている。しかもはじめの頃の作品はモノクロであるのはもちろんだが、音声も含まれていなかった。このため、劇場では弁士と呼ばれる人が生で […]

第1730話 ■富久

 気が付けば年末である。毎年加速度を付けながら時間が過ぎている。歳の瀬の落語となると「芝浜」だろうが、私はここのところ、「富久」という噺に凝っている。今の金原亭馬生師匠のそれを寄席で聞いてからというもの、先代馬生師匠、志ん生師匠、志ん朝師匠 […]

1 3 8