映画

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第1038話 ■踊る大捜査線

 先週末、「踊る大捜査線」の映画を見てきた。「面白いか?」と聞かれると「面白い」と答える。「どのくらいか?」と聞かれると「前回の映画よりも面白い」と答える。率直な私の感想である。ただ、手放しで誉めるわけにはいかない。  テンポは良いし、映像 […]

第1026話 ■森繁の夢

 休日の昼間、昼寝をしたら森繁久彌が夢の中に出てきた。彼は通りで誰かを待っている様子だった。彼は今、齢90を過ぎているが私が夢であった彼は40代頃の若い姿をしていて、それはきっと映像として私が知っている彼の最も若い姿だと思う。映像はモノクロ […]

第1018話 ■とっておくこと

 まさに不思議な心理だ。「取っておくこと」、「録っておくこと」。例えば読み終えた本。捨てきれずに、あるいは古本屋に売ることもできずに取っておく。別に全ての本をそうしているわけではないが、絶版のものやお気に入りの作家(特に故人)のものなどはそ […]

第996話 ■正門の前

 小学校の正門を出たところにときとして物売りのおじさんが待っていたりする。割りときっちりした身なりの場合は教材の販売だ。問題集申し込みの封筒を配っている。子供が金を持っているわけでなく、「明日ここで販売しているからね」と声を掛けながら封筒を […]

第964話 ■永沢くん症候群

 「サザエさん症候群」なる言葉があって、これは日曜日の夕方にサザエさんを見終わると「これで休みが終わった」と憂鬱になる人が多いという話だ。さすがにこの時間となるとこれから何かやったりするにはちょっと具合が悪い。やり続けていたことも片付ける頃 […]

第962話 ■ドラマ最終回予想

 読者から、「最近、ドラマネタありませんね。見ていないのですか?」というお便りを相談した。また一方で、最近ではないが、「テレビをあまり見ないんで、ドラマネタは話が分からない」いう主旨のメールを別の人から頂戴したこともある。前者の質問に対して […]

第950話 ■トニー谷って?

 いろいろと懐かしい話を思い出し、それをまとめたり、整理したりしようとすると自然と時間は遡り、気がつくと自分が生まれる前の頃にまで遡ってしまうときがある。例えば映画「社長シリーズ」、クレイジーキャッツ、小津作品。たまたま見てはまってしまうと […]

第948話 ■青年実業家

 一般的に職業それぞれに対する、スタイルのイメージと言うものが存在する。普通に我々が目にする姿のものであれば、そのイメージが実物と大きく違うことはまずない。しかし、イメージだけが先行して一般に目にすることのない職業となると、誤ったイメージに […]

第903話 ■お見合い道場(3)

 これまでの見合い回数を聞かれたときには「10回ぐらい」と答えた。しかしそれは3年前までのこと。10回までは確かに数えていた。ところがその後は数えるのさえ面倒になってしまった。正式な見合いではなく、パーティ形式となると、ここのところ毎月のよ […]

第816話 ■太陽を盗んだ男

 このタイトルの映画をご存知だろうか?。沢田研二主演で、’79年に公開されている。いつ頃だったか、私はこの映画をテレビ放送で見た。犯罪映画である。犯罪者を主人公にした映画やドラマがしばしば作られるのは確かだが、ちょっとその規模が […]

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