(秀)

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第618話 ■大学で学んだこと

 現在学生の方には申し訳ないが、正直なところ、大学で学んだことがそのまま就職して活かせることはほとんどない。特に文科系は。技術的な分野でも大学の貧困な施設よりも企業の方が恵まれた環境で、こちらの方が進んでいたりする。では、企業は学生にどんな […]

第617話 ■「忙しい」について

 一口に「忙しい」と言ってもスタイルは様々だ。例えば、夕方のスーパーでのレジ打ち。たくさんの客が行列をなしている。確かに忙しいだろう。しかし、時間が過ぎるにつれ、その行列は解消されるだろうし、閉店の時刻を以て、すべてから解放される。プライベ […]

第616話 ■やきいもの季節

 「さおやー、さおだけー。さおやー、さおだけー」。こんな物干し竿売りの声を耳にすることがある。この抑揚というか、節回しというか、はたまたメロディとでも言うべきか、不思議と私が昔遠き田舎で聞いていたものと同じである。まさか、同じ人が竿竹を背負 […]

第615話 ■やりたいこと

 映画であれ、ドラマであれ、芝居であれ、もちろん小説でも、作者はその受け手に対して何らかのメッセージを送っているものだ。主役がそれを台詞として吐く場合もあるが、これはあまりにもストレートすぎて、私としてはやや興醒め。できれば脇役や通りすがり […]

第614話 ■ドナドナ

 先週末の東京での狂牛病騒ぎ。結果、シロだったが、第一報をWebのニュースサイトで見たときは驚いた。「東京中央食肉市場」と書かれていたその場所は、やはり品川駅港南口(東口)にある、先日も通ったところだった。ニュースで出てきた場所が自分の身近 […]

第613話 ■恋愛大魔王

 恋、その多くは非日常から始まる。しかし、この非日常というのがくせ者である。例えば、海での出会い、スキー場での出会い。実際よりも男性は格好良く、女性は綺麗に見えてしまう。ところが帰って街で会ったとき、「あれ??」、「あれれ???」、「この前 […]

第612話 ■レッツ・ゴー!永田町

 ドラマ「レッツ・ゴー!永田町」で石橋貴明演じる筒井五輪(東京オリンピックの年に生まれたのでこんな名前)は与党民自党の代議士稲山一郎の公設第二秘書(だった)。稲山代議士を演じるは西村雅彦。彼は建設族の二世議員である。これはいわゆる職業ドラマ […]

第611話 ■金八先生の試練

 ご存知、金八先生が帰って来た。「もう、いいよ」と言う方もいるかもしれないが、私はまたまた見入ってしまう。マンネリと言われようとも、リアルさを追求し、より一層のトラブルが起き、必ずしもハッピーエンドに終わらない結末にドキドキしてしまう。   […]

第610話 ■カラオケの功績

 80年代のアイドルブームを思い起こすと、「粗製乱造」という言葉がぴったり当てはまる。嗜好の多様化にそんな形で応じようとしたため、泡沫アイドルとでも言うべき輩も輩出され、アイドル業界は自滅して行った。  かつての彼らの曲を今聞き返してみると […]

第609話 ■祝日の意義

 10月10日(水)、雨。そうだ、今日は「雨のウェンズディ」なんだ。10月10日は晴れの特異日だったはずなのに、体育の日の座を追われて3年、そのパワーも尽きてしまったのか?。しかし、晴れの特異日というのは思い込み(思い込まされ)で、統計的に […]

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